第13回文学フリマを終えて

西出です。

11/3に開かれた第13回文学フリマへの出店結果は、100部持ち込みで見事完売という形になりました。買っていただいた方々、有難うございました!

実は私、前日に派手にすっ転んだおかげで右手を負傷、ふたつも絆創膏貼っているという感じでした。できれば綺麗な手でお釣り渡したかったのですが。なんで私は前日に転んでしまうのか、それが非常に悔やまれます。



11月3日。朝九時半。モノレールに乗って、文学フリマ会場である東京流通センターへ。
しばらくして編集長も到着。そしてもう一人合流予定の、表紙デザインを手掛けてくださった、なの氏。彼女からも連絡が入ります。
空港快速乗っちゃった」
そうかー。まあしょうがないよね。あるある。

そういうわけで華麗な羽田ターンを決めてくれたなの氏とも無事(?)合流。会場へ向かいます。

10時、会場に入って、自分たちのブースへ向かうと、そこには印刷所から搬入されていた段ボールが四箱。微妙に緊張しながら開封すると、完成された「四畳半Cube」とご対面。作っているものが形になったことの感動。編集長も感動のあまり「やばい吐きそう」などと言っておりました。私もちょっと吐きそうでした。

吐きそうな男二人をよそに、なの氏はせっせとPOP貼りなどブースの飾り付けを手際よく済ませ、さて11時。一般入場開始です。

開場後、10分くらいでしょうか? 最初の一冊が売れました。ちょっとわたわたしながらお金を受け取って、おまけの栞を選んでもらい、四畳半Cubeを渡す。
これです。これですよ。
これが、すごく嬉しいんですよ。楽しいんですよ。

その後も順調に売れて行きます。段ボールが一箱空き、二箱空き、予想を上回る販売ペースに「やばいこれ、完売しちゃうかも」と思い始めたのが12時半過ぎ。
2時頃、残り部数も少なくなるにつれて、だんだんと「完売じゃん!」という高揚と、そして妙な「ああ、完売してしまうな」という寂しさが、両方生まれ、私の心を占めていきます。
最後の一冊が売れ、完売の瞬間は、とても嬉しかった。そしてちょっとだけ、寂しかった。

その後、ブースの前で足を止め「もう完売しちゃったんですか?」と聞いてくれた方もいました。申し訳ありませんでした。もしかしたら第二刷、あるかもです。


そういう感じで、とても素敵な一日でした。とても素敵な経験でした。協力者の方々、買っていただいた方々、本当に有難うございました。